
第91回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会
会長 卯津羅 雅彦
(東京慈恵会医科大学救急災害医学講座教授,附属柏病院救命救急センター長)
この度、第91回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会を2026年5月30日(土)、31日(日)の2日間にわたり、群馬県安中市の舌切雀のお宿ホテル磯部ガーデンにて開催させていただくことになりました。
1935年(昭和10年)に設立された本会が、90年の伝統を超えて、今後の10年で第100回の総会・学術集会を見据えた、その第一歩を今回踏み出すことになります。昨年は大都会の横浜市で幅広い視点から開催されました。今回は学会の原点でもある温泉地での開催を念頭に置き検討させていただき、温泉マーク発症の地でもある磯部温泉に御縁をいただけました。
本会は設立以降、温泉医学を中心に、気候、物理、理学療法へと幅広く、温泉入浴を楽しむ日本の風習と共に発展し、近年では温泉の効能効果の見直し、温泉利用がもたらす健康づくりへの総合的効果、安心安全な入浴への啓蒙、等に取り組まれてきました。
今回は、総会・学術集会のテーマを、「温泉マーク発症の地で、温泉医学を語り合おう!」としました。温泉気候物理医学は、医学としては横断的な面を持ち、関連分野を幅広く捉えることで、設立100年に向けた10年への第一歩を刻めればと考えました。参加いただける皆様の、日々の診療に対しては専門外のお話も含めて拝聴し、明日への気づき(ヒント)が得られる場になれば、と主催する立場の者として考えております。
磯部温泉は、東京駅からは新幹線利用でも1時間30分~40分と少し時間がかかりますが、峠の釜めしで有名な横川や避暑地として有名な軽井沢にも足を延ばせるエリアになりますので、学会参加の前後でお時間がございましたら、足を延ばしていただければと思います。
初夏の磯部温泉にて、皆様とお会いできること楽しみにしております。